足湯には良い効果しかないと思っている方が多いですが、実はデメリットもあることを知っていましたか?
特にやりすぎは危ないですし、知らずに自己流を続けていると逆効果になりかねません。
そこでこの記事では、足湯のデメリット・メリットを総まとめして解説します!

足湯はメリットだけじゃない!デメリットも絶対に知っておくべき!やりすぎには気をつけてね
足湯にはメリット・デメリットがある
足湯、石ころの上を歩くとたまに激痛が走りました。健康には気をつけよう… pic.twitter.com/zPItwZj8P1
— もちはいく (@mochix819) May 9, 2022
「足湯」と聞くと良いイメージしか浮かびませんよね。
普通の入浴と違って気軽にできますし、日帰り宿や公共足湯場、道の駅など足湯ができる場所は増えてきています。
自宅で足湯をするのも一般的となり、「足湯するだけで健康になれる!」と思い込んでいる人は多いものです。
ですが、「ただお湯に足をつけるだけでしょ?悪いことなんてないんじゃない?」と思ったら大間違い!
足湯を正しく行うためには、デメリットを知っておくことが重要なんです。



それじゃあ、今すぐ足湯のデメリットを知っておこう!
足湯のデメリット
足湯には以下のようなデメリットがあります。
【足湯のデメリット】
- ふくらはぎがむくみやすい
- ふやけて足の皮が剥けやすくなる
- 浸かりすぎると黒くなる!?
- 感染症のリスク
- 冷え性が悪化する
それでは、くわしく見ていきましょう。
①足湯のデメリット:ふくらはぎがむくみやすい
なんとなーく那須塩原の塩原温泉一人旅なう。足湯なう。足湯やべえ足超むくむ(なんで?) pic.twitter.com/1TqOVqTRvI
— らす子 (@rashuuuun) March 2, 2013
足湯のデメリット一つ目は、ふくらはぎがむくみやすいことです。
これは全員にあてはまることではありませんが、むくみやすい体質の人や静脈瘤(じょうみゃくりゅう)の症状を持つ人は注意すべきです。
それでは、なぜ足湯をすることでむくんでしまうのかというと、むくみ体質の人の血流の悪さにあります。
足湯をすることで静脈にたくさんの血が流れ込むと、血管内の圧力が高まって、結果的にふくらはぎのむくみにつながってしまうのです。
一般的には足湯をすることでむくみが改善すると思われていますが、自分の体の様子を注意深く見る必要がありますね。
②足湯のデメリット:ふやけて足の皮が剥げやすくなる
刈谷でオフ会からの足湯。
— みね@出張中💼 (@Mine_86_LFA) March 4, 2018
そろそろふやける。 pic.twitter.com/gfDqcAoJP7
足湯には、ふやけて足の皮が剥げやすくなるというデメリットもあります。
足の皮がふやけると、ふやけた部分から皮剥けが始まったり、剥けたことによって乾燥しやすくなってしまうといった問題があります。
なぜ乾燥するのか
乾燥の仕組みは、健康的な肌に備わっている防衛機能の作動です。
ふやけて皮が剥けることで、守られていた部分が露出するので敏感になり刺激を受けやすくなるほか、必要以上に水分の蒸発が起こってしまいます。
乾燥した時の対処法
万が一皮が剥けて乾燥を起こしてしまったばあいは、以下に挙げているものを補給しましょう。
1.ビタミン類
肌にとって、ビタミンやミネラルは健康に保つために必要なバランスの一つです。
意識的に摂取することを意識しましょう。
2.水分
人間の体に必要不可欠な栄養の一つです。
人の体は約80%が水分で構成されていると言われているくらい重要なもので、水分がないといくらビタミンやミネラル摂取をしても、運搬できる水分がなければうまく行き渡らせることができません。
しっかり摂取を心がけましょう。
今日からリハビリとして足湯をはじめる。久しぶりの湯〜。ふやけるまで浸かってしまったけどこれはいいものだ pic.twitter.com/j1y3aQG00u
— ポッカチーネ (@poccatine) February 28, 2021
③足湯のデメリット:浸かりすぎると黒くなる!?
つい気持ちよくて長湯してしまいそうになる足湯ですが、足が黒くなってしまうという情報がありました。
真相は、”体温に近い温度での足湯による低温やけど”が原因で、体温に近しい温度のお湯に長時間(約2〜30分以上)ひたすのを繰り返していると、低温やけどが目に見えるくらいまで悪化してしまう可能性があるとのこと。
これは案外盲点だと思うので、しっかり気をつけて楽しみたいところですね!
④足湯のデメリット:感染症のリスク
新発田の魅力その5
— ぱい🌸 (@P01217629) March 9, 2021
「温泉」
有名な月岡温泉は旧豊浦町であり厳密には新発田ではありませんので排除します。
新発田の温泉と言えばあやめの湯です。お湯というかドブです。このドブ色の温泉がきっと温泉マニアにはたまらないのでしょうきっと。
ちなみに足湯からはレジオネラ菌が出たことがあります。 pic.twitter.com/fPh24Ed6FT
公共の足湯場では、感染症リスクのデメリットもあります。
特に、循環水を利用している施設ではレジオネラ菌が発生しやすく、体内に入り込むと肺炎などの病気を引き起こす可能性もあります。
しっかりと管理がなされている足湯では、定期的に水質検査がなされているので安心して利用して良いでしょう。
ですが、なかには不衛生な足湯もあるので注意が必要です。
ちなみに、一般的に水虫は感染しないと言われていますし、足湯で水虫を治そうとする方は多いです。
⑤足湯のデメリット:冷え性が悪化する
足湯をすることで、冷え性が悪化する可能性もあります。
原因としては、内臓の温度が低下することが問題です。
内臓の温度が低下することでも血流は悪化し、代謝が悪くなってしまうことが原因ですので、食事の時間帯を均一にしたり腸内をしっかり管理するということが大事になってきます。
足湯のメリット
足湯にはデメリットもありますが、もちろんメリットがたくさんあります。
メリットはこちらです。
【足湯のメリット】
- 冷え改善
- 不眠解消
- むくみ改善
- 免疫力アップ
- 高齢者の転倒防止
それでは、くわしく見ていきましょう!
①足湯のメリット:冷え改善
冷えとは、外気が一気に下がっても急激な温度変化に耐えられるように「血管が収縮する」ことで起こる「体の体調管理機能」です。
この「血管収縮」が原因で足の指先まで十分に熱が行き渡らず冷えてしまうのですが、足湯にはこの血管収縮を緩和する働きがあると言われています。
またリラックス効果に関しては、「ストレスや疲れは交感神経の乱れ」から来るもので、足湯をすることによって”副交感神経が活発になり、緊張や興奮が落ち着きを取り戻して自立神経が整う”という仕組みです。
②足湯のメリット:不眠解消
足湯には”不眠解消”を促す効果もあり、前述した通り”副交感神経を活発にし、働きを高めることで入眠しやすくする”ことができます。
普段「あんまり眠れない」とか「眠りに入るまでに時間がかかる」といった方にはとてもおすすめですよ!
③足湯のメリット:むくみ改善
靴下のゴムなどが食い込んでしまうくらいむくむという経験、ありませんか?じつは、”浮腫みも冷えに関連した症状”なんです。
むくみの仕組みとは、”皮膚の下にある細胞間に余分な水が溜まる”ことで起こります。
通常は「血管から細胞へ水分が染み出し、そこからまた細胞を伝って血管へ戻る」というサイクルのもとで”水分の供給バランスが保たれて肌が潤う”という循環が成り立っています。
そしてふくらはぎには「流れる血液を心臓まで運ぶためのポンプ」の働きがあるのですが、血のめぐりが悪くなるとふくらはぎの”ポンプとしての機能”が低下してしまい、戻ってきた水分の吸収ができない状態になることで、細胞内に水分が集中・皮膚表面に到達してしまって”浮腫んじゃった”という状態になります。
④足湯のメリット:免疫力アップ
足湯をすることで体温がじわっと上がって血液の流れが良くなって、ゆったりと身体中を流れることにより細胞の活性化が促され、免疫力がアップします。
免疫力が高まることで、風邪をひきにくくなったり体調を崩しにくくなります。
⑤足湯のメリット:高齢者の転倒防止
人は加齢するたび足腰などの筋肉量が減少し、関節などの柔軟性が減少していく傾向があるので、ちょっとした段差でもつまずいてバランスを崩してしまい、転倒してしまったという事例が多いです。
ここで登場するのが足浴で、足浴をすることにより関節や筋肉が温まるので、柔軟性を上げることができます。
その結果可動域が広がり、バランス感覚が向上するということに繋がるということですね。
まとめ
「足湯のメリット・デメリットを総まとめ!やりすぎに気をつけて!」まとめです。
デメリットとメリットは以下の通りです。
【足湯のデメリット】
- ふくらはぎがむくみやすい
- ふやけて足の皮が剥けやすくなる
- 浸かりすぎると黒くなる!?
- 感染症のリスク
- 冷え性が悪化する
【足湯のメリット】
- 冷え性改善
- 不眠解消
- むくみ改善
- 免疫力アップ
- 高齢者の転倒防止
足湯のデメリット・メリットを理解して、安全に足湯を楽しんでくださいね♪